著者:荻野 正之介
かつて私にとって、バイクで風を切る時間は日常そのものだった。胸の奥の「もう一度走りたい」という火種が大きくなったものの、今の自分には愛車がない。そこで今回は、最新のレンタルバイクを借り、さらに現代の相棒である「AI」にツーリング計画を委ねてみることにした。
AIが導き出したのは、海老名SAを出発し、宮ヶ瀬湖を経由して「道志みち」を抜けるルート。
AIが作成したツーリング計画
2026年10月10日(土)/ 宮ヶ瀬・道志みち
今回のツーリングに向けてAIが作成した当初の行程表。 集合から解散までの予定をまとめました。
- 海老名SA(下り) 集合・11:15出発
- 宮ヶ瀬 湖畔エリア
- 道志みち 国道413号
- 道の駅どうし 昼食・休憩/14:45〜15:00出発
- 宮ヶ瀬 復路・厚木IC方面へ
- 海老名SA(上り) 解散予定
予定ルート
海老名SA(下り) → 厚木IC → 宮ヶ瀬湖 → 青山交差点 → 国道413号・道志みち → 道の駅どうし → 宮ヶ瀬 → 厚木IC → 海老名SA(上り)
※ AIが作成した当初の計画です。 実際の走行ルートや時間とは異なる場合があります。
完璧に計算された行程表をスマホに表示させ、いざ出発した。25年ぶりのリターンライダー。最初は久しぶりの操作に体がこわばっていたが、山道に入り、木漏れ日のなかを駆け抜けるうちに、細胞が記憶を取り戻していくのを感じた。



道志みちのワインディングを抜け、山中湖畔へと辿り着く。きらめく湖面には水鳥たちが遊び、湖畔に佇む「幸福の鐘」の澄んだ音色が響く。かつて若さだけで走っていた頃とは違う、大人のゆとりを持って景色を味わっている自分に気づく。しかし、ふと周りを見渡すと、今回集まった友人たちの愛車はすべて排気量の大きな大型バイクだった。自分が借りたバイクも十分に楽しかったが、彼らが放つ圧倒的な存在感と、ゆとりある走りを後ろから見ているうちに、胸の奥で新たな欲求が頭をもたげてきた。
「もっと遠くへ、もっと力強く、彼らと同じ景色を並んで走りたい」



旅を終え、帰路の海老名SAで夕日を見つめながら、私はある決意を固めていた。そして帰宅後、熱が冷めないうちに大型二輪免許を取得するための自動車教習所へ入校を申し込んだ。
レンタルバイクとAIに導かれたリターン初日。それは単なる思い出語りの旅ではなく、私のバイクライフ第2章をより高く、より遠くへと加速させる最高のプロローグとなったのだ。 帰宅後に友人より、AIで写真を加工してくれました。思い出がさらに楽しくなりました。


