拠点間VPNというと、どうしても「しっかりしたルーターを入れて、大きめの構成で組むもの」というイメージがあります。もちろん、その考え方自体が間違っているわけではありません。けれど最近は、もう少し現場に寄せた組み方ができるようになってきたな、と感じます。
特に小規模拠点や店舗では、「きちんと守ること」と同じくらい、「無理なく回せること」が大事です。2026年7月のヤマハの更新は、その流れをよく表しているように見えました。
7月の更新:拠点間VPNを「重い仕組み」のままにしなくていいということ
2026年7月1日、ヤマハは無線LANルーター「NWR100」に拠点間接続VPN機能を追加したと案内しました(※1)。
NWR100はもともと、小規模オフィスや店舗向けに、ルーター、無線LAN、リモートアクセスVPN、セキュリティ機能を1台にまとめた製品です。約20人・30端末以下の環境を想定し、Wi-Fi 6やIPoEに対応しながら、トラブルを見える化する「ウェルネスモニター」も備えています(※2)。
ここに拠点間VPNが加わった意味は、けっこう大きいと思います。
これまで「小さい拠点で本格的なVPNまでは難しい」と感じていた会社でも、考え方が少し変わるきっかけになるからです。拠点間VPNを、必要以上に重たいものとして抱え込まなくてもいい。そんな方向が、少しずつ現実になってきたように見えます。
(※1):https://network.yamaha.com/news/news_nw_20260701_03
(※2):https://www.yamaha.com/ja/news_release/2025/25082701/
それでも多拠点企業では、VPNの悩みがまだ終わっていない
とはいえ、機能が増えたからといって、現場の悩みがそれだけで片づくわけではありません。
IIJの調査では、多店舗・多拠点企業の53%がSaaS利用などでネットワークの不便さを感じ、48%が通信遅延やトラブルの影響を受け、68%が再構築を計画しています(※3)。この数字を見ると、やはり多拠点ネットワークは「つながっているから大丈夫」で済む話ではないのだと分かります。
さらに警察庁は、令和7年のランサムウェア被害が226件、被害企業の約6割が中小企業で、侵入経路はVPN機器が6割以上と公表しています(※4)。
要するに、VPNはもう古いからいらない、という話ではありません。むしろ逆で、「どう安全に保つか」「どう運用負荷を増やさず回すか」のほうが、ずっと切実なテーマになっています。
(※3):https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0214.html
(※4):https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R7/R07_cyber_jousei.pdf
だからこそ、ヤマハ ネットワーク機器の「新しい使いどころ」が見えてくる
こういう場面で最後に効いてくるのは、派手な機能よりも「現場で困りにくいこと」だと思います。
ヤマハは2026年の「日経コンピュータ パートナー満足度調査」で、ネットワーク機器部門4年連続1位を獲得しました。評価されたのは製品そのものだけでなく、価格競争力、技術支援、情報提供、納期対応まで含めた総合力です(※5)。加えて、SOHOルーター市場でも21年連続シェアNo.1で、遠隔地の小規模オフィスや店舗を含む領域で長く使われてきました(※6)。
このあたりは、単に有名だから選ばれているというより、現場で使っていて無理が出にくいから残っている、という見方のほうがしっくりきます。
拠点間VPNを必要以上に大げさにせず、それぞれの拠点に合った形で組んでいく。その選択肢として、ヤマハ ネットワーク機器の使いどころは、前より広がってきている気がします。
(※5):https://www.yamaha.com/ja/news_release/2026/26022401/
(※6):https://www.yamaha.com/ja/news_release/2025/25073101/
ランシステムのRUN-VPNなら、その使いどころを現場に落とし込みやすい
実際のところ、多拠点運用は機器を選んで終わりではありません。
どこに何を置くのか、どう保守するのか、トラブルが起きたときに誰がどう支えるのか。そういう運用の話まで含めて初めて、現場で回る仕組みになります。
ランシステムは、ヤマハルーターをRUN-VPNマネージドサービスで標準活用し、自遊空間の運営で培ったネットワークノウハウをサービス化しています。案内ページでも、店舗や小規模拠点、タフな設置環境での活用に強みがあると示されています(※7)。
拠点間VPNをもっと軽くしたい。でも、雑にはしたくない。そんな企業にとっては、このあたりのバランス感がちょうどいいのではないでしょうか。少なくとも、机上の理屈だけではなく、現場に落とし込みやすい選択肢として見ておく価値はあると思います。
(※7):https://cyber-telework.jp/solutions/yamaha
詳しくは、ランシステムのヤマハソリューションページをご覧ください。
▼ ヤマハネットワークソリューションの詳細はこちら
https://cyber-telework.jp/solutions/yamaha
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