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【第2回】深夜2時の絶叫と、無限カルビ丼の黙示録〜全長200メートルの店舗が教えてくれた、真のDXとは〜

著者:荻野 正之介

目次

キッチン注文管理端末開発秘話

我々、店舗開発と研究開発のチームは、未来の店舗の姿を追い求めていた。
群馬の店舗、全長200メートル。カウンター業務の効率化を調査するには、最適解でした。

調査3日目、深夜2時。
私がブースで休息をとっていると、店内に野太い咆哮が響き渡った。

「しょうゆラーメン大盛りで良いですかあああ!!?」

「大きい声でお願いしますッ!!!」

スタッフと客による、深夜の全力シャウト。原因は明白だった。
私が海外から意気揚々と輸入したインターフォンの音量が、あまりにも、あまりにも小さすぎたのだ。

荻野正之介

もみ消せない……。帰ったら100万、いや、150台分のお詫び購入か……

絶望の淵で、冷や汗が止まらない。しかし、その「ヤバい」という極限状態で、ひらめきました。

荻野正之介

待てよ。叫ぶ必要なんて、最初からないんじゃないか?インターフォンいらない

「カルビ丼地獄」という名の課題

ひらめきは加速する。

荻野正之介

客が直接パソコンで注文すれば、インターフォンも叫び声も、100万円の買い替え予算も全部いらなくなる!

すぐさま企画会議へ持ち込んだ。しかし、そこで現場を知り尽くしたU氏が鋭いツッコミを入れる。

U氏

移動する客はどうするんです? 席を移られたらPOSで追跡できず、注文してない商品が届きまくりますよ

U氏

自分で頼んでないカルビ丼が無限に届くって!(笑)

しかし、それは「解決すべき課題」が明確になった瞬間だった。

荻野正之介

「楽しそうじゃん。できるでしょ?」

その場のノリと、エンジニア特有の使命感が火を噴いた。
納期は2か月。名前すらないプロジェクトが動き出した。

そして「名前のない端末」

2か月後、U氏とシステム開発チームは本当にやり遂げた。

客が席を移動しても、注文が迷子にならない。
スタッフが喉を枯らすこともない。
100万円のインターフォン代は、革新的なソリューションへと姿を変えた。

「キッチン注文管理端末」と呼ぶことになった。

現在、当たり前のように使われている、あの端末の裏側には、深夜2時の群馬で聞いた「ラーメン大盛り!」の叫び声と、「無限カルビ丼」への恐怖が刻まれているのである。

次回

第3回ジクーdayはダッシュでお掃除!?清掃解除端末開発秘話

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