こんにちは、吉政創成 菱沼です。
人手不足が叫ばれている今日この頃。採用しようにもなかなか適した人が見つからず、現場の方々の疲弊具合が深刻化していると言われています。中には耐えきれず離職してしまうといったこともあり、貴重な人材を失ってしまうという結果を迎えていることもあるようです。
そこで今回は、業務負担を軽減する省人化・無人化への取り組みと、人の役割の変化について考えてみたいと思います。
■システム化は人の仕事を奪うのか?
人手不足につき、採用活動を盛んに行ったとしてもそもそも希望する人材が見つからなかったり、見つかったとしても条件面で採用できなかったりと、人材採用の現場ではなかなかの苦労があるようです。
ただ、新たな人を採用できないまま業務を何とか行っていたとしても、既存のスタッフだけではどうしても疲弊してしまうということはあるかと思います。
そこで、省人化につながるよう、システム投資をすることが検討されることが多いのが昨今の状況ですが、ここでまた一つ、懸念を抱えてしまう人が出てきます。
システムが仕事を変わる→自分(もしくは部下の)仕事がなくなる!?→職を失うかも…→よし、システム化を反対しよう。
というような…。そういった気持ちが出てしまうのはよくわかりますし、こういった声は無人化・省人化ソリューションが出てくる前からちょくちょく出る意見です。実際、私も営業職をしていたころに、そういった懸念を持つ方が相手方にいたことがあります。仕事がなくなることは不安ですよね。
ただ、ひとつ考えておきたいのが、システム化によって本当に仕事がなくなってしまうのか、ということです。私自身は仕事がなくなるのではなく、別の仕事が生まれると思っています。
■システム化による人の働き方の変化
なぜそう思うのか。まずはここで店舗の省人化を図った場合、どういった変化があるのかをまとめてみたいと思います。
1.受付・決済業務のシステム化
例えば24時間営業の店舗やネットカフェ、ジムなど人がずっといるのは難しい、もしくはいなくとも何とかなるというような業態で取り入れられていることが多いと思います。
この部分の業務をセルフ化できると、夜間スタッフを確保する必要もなく、また夜間スタッフの安全への配慮や負担を軽減することができます。また、昼間には受付に張り付かずとも良くなりますので、設備の点検や掃除などの他の業務を行うことができるようになりますし、マネージメント系を含めた他の業務を覚えるチャンスにつながります。
2.バックヤード業務の自動化
発注・在庫管理・売上集計・レポートなど、システムによってデータ化しやすいものがあるかと思いますが、そういったものの作成をおまかせしてしまうということもできます。
実際、ランシステムの自遊空間で店舗マネージャーをされている方は現場でタブレットに入力→レポート化することで業務効率を上げることができています。また、即時データを受け取ることができるので、本部の方で対策が必要な時にはすぐに対応できますし、運営上重要なデータ分析に早く取り掛かることができます。空いた時間で分析という新たな分野に入ってもいいですし、よりバックヤードを充実させてお客様への顧客体験を向上させる方向に動くことも可能かと思います。
3.安全のためのAIカメラによる監視
監視カメラは昼夜問わず稼働しているものですが、それをAIカメラに変えることで特に夜間の監視の負担を軽減することができます。AIカメラの機能には注意が必要な人物の顔を登録しておいてアラートを出すこともできますので、昼夜問わず目視より見落としも少なくなりますし、データから得られるサービス向上へのヒントも得られるかもしれません。
というように、何かしらのツールを導入する=仕事がなくなるのではなく、それらによって空いた時間に別の業務を行う、もしくは、キャリアアップに必要な知識やノウハウを手に入れることにつながると思うのです。また、ツールを上手く使いこなして管理するなど、新たにシステム方面の仕事を得る方も中にはいるかもしれません。
■省人化で今いるスタッフを大事にする
改めてこうして見てみると、省人化や無人化の取り組みは、単純に「人を減らす」ためなのではなく、人の役割を変えるための仕組みなのではないかと思います。
人手不足が続く中で、これまでと同じ方法で店舗を運営し続けることが難しくなってきている昨今、システムやツールをうまく活用することは、スタッフが新たな仕事のスタイルを手に入れ、また、より重要な業務に就くきっかけとなるのではないでしょうか。
ただ、注意しなければならないのは、システム化と言っても、簡単に入れられる仕組みもあれば、少しの工夫が必要な仕組みもあるということかと思います。
こちらのコラムを掲載しているランシステムが運営する自遊空間では、自社で開発したシステムを導入しています。システム化を進めるごとに、省人店舗・無人店舗では様々なトラブルや課題があったそうですが、システムを改修したり、人力で対応したりと、様々な試行錯誤を繰り返されてきたそうです。中にはスタッフの意識改革といった課題もあったそうですし、文中に出てきたような現場から本部の仕事の変化も経験されています。
自遊空間で稼働しているシステムは実は他の企業にも導入されています。
どのように省人化を進めていったのか。自社・他社の様々なノウハウを保有していますので、現在課題を抱えている企業様、豊富なノウハウと技術を持つランシステムにご相談されてみるのはいかがでしょうか。

