こんにちは。ランシステムの荻野です。今回は私のコラム第14回目です。
ゴルフのスコアの4割を支配するパターにおいて、我々はあまりに「感性」という言葉を過信していないか。先日、最新鋭の解析デバイスを用いたフィッティングを体験し、その思いは確信へと変わった。パター選びは、もはや情緒ではなく、物理学の領域である。
計測データが示したのは、私が想像以上にフェースの芯(スイートスポット)を外してインパクトしているという事実だった。トウ側に数ミリ外れるだけで、ヘッドは微細にブレ、エネルギー伝達は減衰し、ボールはカップの手前で力なく失速する。

フィッティングでは、この「打点のバラつき」さえも計算に入れられる。慣性モーメント(MOI)の高いヘッドを選び、重心位置を微調整することで、芯を外した際も転がりの距離感と方向性を担保する。つまり、「ミスをミスにしない」ためのスペックを構築するのだ。
物理の裏付けが「迷い」を殺す
ライ角やロフト角、そしてネック形状。これらを自分のストロークの癖に最適化していくプロセスは、自分だけの「正解」を炙り出す作業だ。
特筆すべきは、物理的に正解が導き出されると、不思議と「構えやすさ」という感性さえも後から付いてくることだ。オフセンターヒットへの許容度が高いパターを手にすれば、インパクトの瞬間、手元に伝わる「安心感」が劇的に変わる。
結び:1打を削り出す「確信」
パターフィッティングで手に入るのは、単に自分に合った道具ではない。
ゴルフ以外でも感性をデータで確認することは、AIの台頭でデモクラティゼーションが起こっていることを、日々の生活でも実感しています。
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